VOL.53 「リスケ契約後に追加担保を入れてしまったらどうしたらよいか?(その2)」

前回からの続きになります。

リスケ契約後に追加担保設定をしてしまい、銀行団の「プロラタの原則」を破るとどうなるかのか? については前回お話をさせて頂きました。

今回は「プロラタの原則」が破れた場合の解決策についてお話をします。

▽「ダンパ返済」を是正するやり方はふたつある

「プロラタ=全行平等」が破れた状態を「ダンパ」状態にあると言います。
ダンパとはダンパリングの略語ですが、よくプロ野球選手の入団交渉で不法に事前協議を行う意味で使われます。
簡単に言うと「ルール違反」の状態の意味です。

銀行のリスケにおいての「ダンパ返済」とはどういうことを指すのか?

(1) 全行がリスケを始める流れなのに、特定の銀行だけリスケ前の返済額の返済を行っていた。
(つまり、リスケ開始時期が揃っていない)
(2) リスケ後に不動産や預金などの資産に対して追加担保を設定すること
(3) 特定の銀行だけ返済額がシェア割りになっていない

などなど平等になっていないことを指します。

▽ダンパ返済の解決はどうしたらよいか

ダンパ返済の解決策にはいろんな方法がありますが、上記の➀~③の状態を解決するには

(1) 全行がリスケを始める流れなのに、特定の銀行だけリスケ前の返済額の返済を行っていた。(つまり、リスケ開始時期が揃っていない)

→全ての銀行にリスケ前の返済額を返済すること(ただし資金繰り的に無理だと思いますが)
→特定の銀行に返済してもらった分を、シェア調整のうえで特定の銀行だけ返済を止める

(2) リスケ後に不動産や預金などの資産に対して追加担保を設定すること

→追加担保設定を解除してもらう
→解除できなければ、担保充当額分の金額に満つるまでその銀行の返済は行わない

(3) 特定の銀行だけ返済額がシェア割りになっていない
→特定の銀行だけの返済余剰分に対して、返済を止める

このように、基本的にはリスケ後の返済額の調整を行いますが、数年単位での調整になりますので管理はかなり大変になります。

この考え方は「上級レベル」だと思いますし、私もなかなかダンパの事例には当たらないので、経験がない方はこの発想すら浮かばないと思います。

▽肝心なのは「ダンパ状態」を発生させないこと

ダンパ状態を解決する策はあるとは言うものの、全行の同意を得るために割く時間とエネルギーは相当なものです。

本来は本業の立て直しに向けるべきエネルギーを割かれてしまいます。

そのためにも、自ら「ダンパ状態」を発生させないことです。

(1) リスケ後の追加担保は断固拒否
(2) リスケ後の返済額も特定の銀行への「忖度」は決してやってはいけない

この2点をよく覚えておいてください。

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■オンライン融資の「可能性」と「強み・弱み」をディスカッションします!

10月18日に株式会社ゼイカイ様主催の「第6回 会計事務所博覧会」パネルディスカッションにて私がモデレーターとして登壇します。

●テーマ
オンライン融資「元年」新たな金融サービスがもたらす顧問先支援の新潮流

●パネラー
・アルトア株式会社
岡本社長(弥生会計代表兼務)
・マネーフォワードファイン株式会社
家田社長
・OneWorld税理士法人
大野代表
・住信SBIネット銀行
柴田ネオバンク事業部 副部長

私の担当は10月18日 10時半~11時半になります。
まさに「AI融資」の先陣を切っている皆さんに対して「痛い質問」もして
いきたいと思います!

場所は秋葉原UDXになります。
ご聴講には事前申し込みが必要になりますので、会計博サイトにてお申し込みください。
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りたくない」 と言われており、それが原因でせっかくの事業の継続を「保証
人問題」で終わらせるわけにはいきません。

ガイドラインの活用法は二つあります。
●「現役経営者」を守るために「債務保証」の金額を減らし、「債務保証」を外す
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このふたつの観点から経営者が理解し実際に行動に移すことが必要です。
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VOL.52 「リスケ契約後に追加担保を入れてしまったらどうしたらよいか?(その1)」

先日、銀行6行とリスケジュール(以下リスケ)を実施した先でバンクミーティングを行った際に実際にあったお話です。

その中で一点大きな問題が発生しました。

取引銀行の中でプロパー融資を一番多く出している某地銀が、「リスケ後」に債務者所有の不動産に対して追加担保(第2順位での根抵当権)を設定していたのです。

追加担保設定は、私がコンサルティング契約を結ぶ前に行われていたために、対処にかなり苦慮し、他行の同意を最終的に得るまでには、多くの時間が必要です。(まだ最終合意は得られてませんが)

今回は「リスケ後にやってはいけないこと」、「銀行団の足並みを乱す」ことをしてしまったらどういう状態に陥るのかについてお話をさせて頂きます。

▽リスケの大原則は「プロラタの原則」がある

皆さんは既にご存知だと思いますが、リスケの大原則に「プロラタの原則」があります。これは「全行平等の原則」の意味です。

平等の意味には大きく以下のふたつの意味があります。

➀返済額は残高按分にてシェア割りを行うこと
➁リスケ後に追加の担保や保証を取らないこと
(リスケ以前の保全は尊重する)

つまり、特定の銀行だけに保全や返済額の偏りをさせることはダメだということです。

この「プロラタの原則」を破ってしまうとリスケ契約は成立しない!と言ってもいいでしょう。

逆に言えば「プロラタの原則」をきちんと守っていれば、リスケ契約の可能性は高まると言えます。

▽なぜその銀行は追加担保に走ったのか?

もちろん銀行も「プロラタの原則」は知っているはずですが、なぜ追加担保設定に走ってしまったのか?

その銀行の気持ちになって推測してみると

〇プロパー残高が一番多い銀行であったこと
〇直近のプロパー貸し出しが半年ぐらいと間もないこと
〇本部に咎められると焦っていたこと

といった銀行本位の理由が考えられます。

追加担保設定をした時期は、確かに全ての銀行がリスケ契約を正式締結していない時期ではありましたが、返済額のストップは全ての銀行で形式的には行われていました。
かつ一回目のバンクミーティングも行わていました。
(1回目のバンクミーティングは私と出会う前だったのでその状況は正確にはわかりませんが)
私から言えば、その「隙」に動いたしか言いようがありません。当然ながら、他行はその事実を後で(3か月後)に知ることになりますが、他行は怒り心頭です。
そうなるとリスケの合意が取れなくなってしまうのです。

では、その状況をいかに打開するか?
そのお話は次回にさせて頂きます。

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VOL.51 オンライン融資がいよいよ動き出した(その5)

オンライン融資始動をテーマにしたお話も5回目の今回で最終回になります。

最終回は、対象となる事業会社はどんな会社か?そしてオンライン融資業界の今後についてお話をさせて頂きます。

※ここでは対象を法人と書いておりますが、個人向けに融資を行っている事業会社もありますので、各社の対象については、個別にご確認をお願いします。

▽対象となる事業会社はどこか

1.バランスシートレンディング
(財務データを活用する企業をここではこのグループにしています)

※口座の履歴を使う点では「トランザクションレンディング」のグループとも言えます。

まず、1回目にお話しした「バランスシートレンディング」を行っている会社については、指定された「クラウド会計」で会計処理を行っていることが条件です。

たとえば、

〇会計ソフト弥生の「アルトア」では「弥生会計オンライン」を利用している企業が「必須条件」になります

〇「LENDY」では、クラウド会計ソフト「フリー」「マネーフォワード」などを利用している企業
※ただし、LENDYではクラウド会計の利用は必須ではありません

〇「ジャパンネット銀行」のビジネスローンでは「フリー」の会計ソフトが必須(代表者保証がいる)

このように「会計データ」をベースとして審査する企業の場合は、指定される「クラウド会計」を導入していることが前提です。

また、仕訳も1か月前までの分は完了していることが望ましいです。
(事業会社ごとに基準が異なります)

2.トランザクションレンディング

「トランザクションレンディング」を行っている会社の対象会社は、評価サイトやPOSレジ、ECサイトを使用している企業が対象です。

たとえば

〇Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのECサイトを利用して販売をしている企業

〇「リクルートファイナンス」では「じゃらん」「ホットペッパーグルメ」「ホットペッパービューティー」「SUUMO」などの登録を行っている企業

〇「住信SBI銀行」の「レンディング・ワン」では一定期間の法人口座利用履歴から審査

など、それぞれの事業会社が審査データをどこに求めているかによって対象企業が異なります。

▽今後のオンライン融資業界の動きは

現在は、まだ審査データの範囲が狭いですが、今後、多くのクラウド会計企業との連携や、金融機関との連携が加速してくることで、利用できる企業が増えてくると予想されます。

企業の成長ステージによって

1.創業ステージ→政府系や保証協会の創業融資を利用する

2.創業1年~3年→「オンライン融資」が有効活用していく

3.創業3年~成長ステージ→金融機関からの運転資金+「オンライン融資」の使い分け

4.さらなる成長ステージ→大きな金額を金融機関から融資してもらう

このように、今まで金融機関が及び腰になっていた2、3のステージにある企業が新たな資金調達の窓口として「オンライン融資」を有効活用できるのではと感じております。

企業のみならず会計事務所としても、「知らない」では済まない時代が来ております。

皆さんも「オンライン融資」の活用について是非、積極的に情報収集をしてみることをお勧めします。

 

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VOL.50 オンライン融資がいよいよ動き出した(その4)

「オンライン融資始動!」の4回目になります。

今回は、オンライン融資を利用するにあたっての利用者側の注意点についてお話をします。

▽利用上の注意点は「つなぎ融資」の位置づけを忘れないこと

今のオンライン融資業界は、まだスタートして2年ほどですので「黎明期」にあると言っていいでしょう。

ですから、まだ金額のボリューム感や返済期間については、銀行融資よりも劣ることになります。

ただし、オンライン融資が銀行融資を全て取って代わることはないと思います

金額については、各社ばらばらな感もありますが、最小では10万円~最大では1,500万円の幅があり、返済期間も(1か月~最長6年半ほど)のものもあります。

(これはオンライン事業会社によって業種や対象会社の違いもありますので、ご注意ください)

たとえば、月のなかで、支払いが毎月20日なのに売上回収が月末になっており、10日ほど資金ショートしてしまう場合、

これまでは

〇社長の自己資金で資金繰りを埋める
〇社長がクレジットカードでキャッシングして埋める
〇支払の一部を月末にずらす

などの資金繰りの工面をやっていたと思います。

10日の資金を埋めるための「つなぎ」としては、このオンライン融資はまさに「適任」だと思います。

クレジット枠でキャッシングする手間もなくなるので、利用価値はあると思います。

ただし、前回もお話ししましたが「金利は高い」ので、この借り入れを恒常的に利用してしまうと、コストが高くなることになり、なかなか抜け出せなくなるデメリットがあります。

つまり、「赤字」補填として借入額が増えてしまうのが注意点です。

この「つなぎ」をうまく利用している間に「売上を上げて利益を出せるようにする」ことが同時に必要になるのです。

▽決算書にオンライン融資の借入があるのが嫌だと感じるか

法人として「オンライン融資」を受けて決算書にその事業会社の名前と金額が記載されることに抵抗感を覚える方もいると思います。

理由としては、銀行が見たときに「ノンバンク借入」だと見られることだと思います。

しかし、今の「オンライン事業会社」は金融機関と提携の動きが活発化してきており、金融機関の認知度は私たちが思っている以上に高くなってきております。

俗にいう「ノンバンク」の印象とは同レベルではないだろうと私は思っております。

次回は、最終回になりますが、オンライン融資を受けれる企業はどんな企業が対象か?そして今後のオンライン融資業界の展望についてお話をさせて頂きます。

 

 

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VOL.49 オンライン融資がいよいよ動き出した(その3)

「オンライン融資始動!」の3回目になります。

今回は、オンライン融資を利用するにあたっての「メリット」「デメリット」を利用者側の観点からお話しします。

▽利用者側の最大のメリットは「手間がかからないこと」

オンライン融資の最大のメリットは一言でいうと「手間がかからない」に尽きます。

理由として
〇決算書をいちいちコピーして銀行に提出する手間がない
〇試算表や資金繰り表や事業計画書を作る手間がいらない
〇銀行員と面談して説明する手間がない
〇銀行の審査だと時間がかかる

などが挙げられます。

オンライン融資では全てサイト上で完結させる(さらにスマホで全部完結するタイプもある)ことから非対面で書類のやり取り(本人確認資料)やネット上でのやり取りで終わります。
時間としても最短で「即日」遅くても「2日後」には判定し、融資が入金されるシステムです。
銀行員と話すのがどうも苦手な経営者や、資金繰り表や事業計画書を作成することが自分でできない方には最適なツールとなります。

▽「無担保」「無保証人」はかなり魅力
さらなるメリットとしては、「無担保」「無保証人」であることです。
銀行で借り入れがまだ難しく、事業が赤字だとすれば、「担保」や「保証人」を求められるのは通常の話です。

しかし、「オンライン融資」では今手掛けている事業者は全て「無担保」「無保証人」をうたっております。

経営者の自宅を担保に入れたり、自ら保証人にならなくてよいのは、かなりのストレスを軽減させることになります。

▽利用者側のデメリットは「金利が高い」

一方デメリットとしてあげるのは「金利が高い」ことです。
ただし、全ての申し込みの方が金利が高くなるわけではありません。
審査のもとになるデータ次第で、銀行から借りるのと変わらない金利になる方もあれば、ノンバンク並みの金利になる方もあります。(イメージとしては2.8%~14.8%ぐらいの幅があります)
この金利を「単に高い!」と捉えるかどうかは利用者の価値観によると思いますが・・・

〇審査・融資着金までのスピードが速い
〇非対面でできる
〇「無担保」「無保証」である

この対価として考えれば、決して高いとは言えないと思います。

あとは融資期間や金額等にもよることになりますが、その話は次回の「利用上の注意点」にてお話をさせて頂きます。

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