VOL.43 銀行から「役員報酬をさげろ」と言われたらどうしたらよいか

▽役員報酬をはじめとする「人件費」は最後の砦

銀行から、リスケジュール(以下リスケ)を実施している企業に対して、損益改善のために「役員報酬を下げろ」と言われた経験のある経営者も多いと思います。

リスケという非常事態ではあるものの、給料を下げろと言われていい気分な人はいません。

今回は、銀行の決まり文句である「人件費をさげろ」のフレーズに対して、どのように考えたらよいのかについてお話しします。

役員である以上、企業の経営に責任があるのは言うまでもありません。
またリスケをお願いせざるを得ない状況にした責任も経営者にあるのも事実です。

しかし、私の考えとしては、役員報酬をはじめ、社員の人件費にメスを入れるのは「最後の砦」と考えています。経営者にも生活がありますし、何より下げることでモチベーションが下がるのは間違いありません。

「役員報酬が高い」といっても、年間20,000千円ももらっていれば、感覚的には「高い」という印象になります。
あくまで「高いか低いか」は「感覚的」な話なのです。

ではどのように考えたらよいのか?

営業利益が▲10,000千円の状況で(あくまで役員は社長1人と仮定します)

1.役員報酬が20,000千円の場合
 これは、役員報酬が会社の利益を圧迫していると言えますので、減額の検討が必要です。

2.役員報酬が10,000千円の場合
 微妙なところではありますが、役員報酬が赤字の全ての理由とは言えません。
 私だったら下げないで利益改善する手段を探します。

3.役員報酬が5,000千円の場合
 これ以上の減額は無理だと思いますので、まったく下げる必要性はありません。

このようにあくまで「感覚的」な話になってしまうのはしょうがないのです。

▽経営者が会社に資金投下するために個人で借金をしているケースもある

役員報酬の金額が高いとは言っても、会社の資金繰りを工面するために社長個人が借り入れをし、会社に資金を投下し、給与で返済しているケースも多々あります。

一見、役員報酬が高くても、そのお財布の中身は、借金の返済に充てていることもあるのです。

また、お子さんの学費や住宅ローンの返済など社長個人のお財布事情もきちんと銀行に伝えれば、むやみに下げないで済むケースもあります。

要するに、役員報酬がなぜその金額が必要なのかを説明できれば、銀行の言いなりになる必要はありません。

もちろん、企業経営として利益を黒字にする努力はフルパワーでやるべきです。

しかし、あくまで企業を支えているのは経営者や社員をはじめとした「ヒト」であります。

華美な生活をしてないと自信があるのであれば、銀行の言いなりになる必要は全くありません。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「早期経営改善計画」DVD第2弾 をリリースしました!

『認定支援機関継続で新たな収益源を確保  税理士のための「早期経営改善計画」マニュアル』

○業務内容の本質とは何か?
○実は、銀行が一番求めている「事業性評価」に直結する「肝になる」業務なのをご存知ですか?
○顧問先へセールスするには何をキラーワードにしたらよいのか?

について制度の本質論に切り込んだ内容になっております。顧問先へのセールス方法に悩んでいる先生方は必見です!

ゼイカイオンラインショップからご注文いただけます。
サンプルムービーもご覧ください!
http://www.zeikai.net/tool/view/307

■金融税理士アドバイザー講座

詳細は、下記のアドバイザー講座HPをご覧ください。

http://finance-zeirishi-adviser.com/

■「経営サポート倶楽部」の会員募集!

H30年4月より「経営サポート倶楽部」がスタートしています!
会計事務所同志の横の繋がり、及び財務・銀行融資・資金繰りのスキルアップを目的とした「経営サポート倶楽部」を発足しました!

年会費60,000円(税別)、年4回のセミナー及び年4回のレポートをサービスします。
(アドバイザー講座受講者は 年間50,000円(税別))

銀行融資以外のテーマについても、多彩な講師陣をお招きしたと企画しています。

次回は来年1月10日に「事業承継税制の落とし穴」をテーマにセミナーを予定。
詳細は、金融税理士アドバイザー講座のサイトをご覧ください。
http://finance-zeirishi-adviser.com/news/schedule_s_h30.html


徳永 貴則
(株)スペースワン 代表取締役 金融税理士アドバイザー講座主催
写真_s
大和銀行(現りそな銀行)にて、都内を中心に主に法人融資の新規開拓業務を行う。その後、本店融資部・審査部門を歴任。2,000社以上の融資に携わる。これらの経験を活かし㈱スペースワンを創設。銀行融資のコンサルをはじめ、事業再生や経営改善のアドバイスも行っている。
また、金融税理士アドバイザーの専任講師としても活躍中。

好評発売中!徳永 貴則 DVDシリーズ「実例公開!! 「財務と融資」で顧問料をアップさせる秘訣」他!
http://www.zeikai.net/tool/index/3

(株)スペースワン
http://financial-advise.net/
金融税理士アドバイザー講座
http://finance-zeirishi-adviser.com/
ゼイカイネットへ
http://www.zeikai.net/

VOL.42 バンクミーティングのメリット・デメリットとは

リスケジュールを実施すると、取引銀行から「バンクミーティングをやってください」と言われたことがあると思います。

そもそもバンクミーティングとは何なのか? ご存じない方も多いと思います。
今回は、企業側(債務者側)から見たバンクミーティングのメリット・デメリットについてお話をさせて頂きます。

▽バンクミーティングっていったいなに?

バンクミーティングとは、特にリスケジュールを実施している企業に行うケースが多いのですが、取引銀行の担当者が同じ場所に集まって、その企業の今後をどのように対応していくのかについて意見交換を行うことを言います。

もちろん、債務者たる企業の経営者も参加しますし、保証協会を利用している場合は保証協会の担当者も参加します。

議事進行については、基本的にはメインバンクの担当者が務めます。

▽バンクミーティングのメリットは「時間の節約!」

バンクミーティングの最大のメリット(債務者側からの)は「時間の節約と説明の手間が省ける」こと!です。
通常だと、取引銀行を個別に説明し、交渉をしていくことになりますが、バンクミーティングでは全ての取引銀行の担当者が一同に集まりますので説明の手間が一回で省けることになります。
同じ話を何度もしなくて、よくスケジュールを個別に調整する手間が省けることが、企業側としては最大のメリットになります。
また、メインバンクが話を主導してくれますので、個別の銀行の要求を収めてくれるメリットもあります。
(ただし、これはメインバンクが改善計画書の内容を全面的に支持し、担当者のスキルがきちんとしていることが前提にあります)

▽バンクミーティングのデメリットとは

では、バンクミーティングのデメリットは何かと言いますと、端的に言えば個別の要望が乱出して、まとまりがつかなくなるリスクがあることです。
例えばこのようなことがあります。

○金利は3.0%でないと当行は稟議が通らない
○毎月の元金返済が100千円以上でないと納得いかない
○この計画書の利益計画では当行は承認できない

などなど、個別の銀行の事情が入り乱れて、収拾がつかなくなってしまうリスクがあります。

この場合には、きちんとメインバンクが主導説得の役割を担うのですが、メインバンクの担当者の力量不足では合意が決裂する可能性もあります。

これを避けるためには、バンクミーティングの前に、個別の銀行に「改善計画書」の主旨説明を行っていく必要があるのですが、そうなると、「個別交渉と手間は変わらない」ケースも出てきます。

バンクミーティングとは、言葉の響きはいいのですが、きちんと会社の実情やメインバンクの理解の状況を踏まえて実施の可否を決めて頂くことをお勧めします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「早期経営改善計画」DVD第2弾 をリリースしました!

『認定支援機関継続で新たな収益源を確保  税理士のための「早期経営改善計画」マニュアル』

○業務内容の本質とは何か?
○実は、銀行が一番求めている「事業性評価」に直結する「肝になる」業務なのをご存知ですか?
○顧問先へセールスするには何をキラーワードにしたらよいのか?

について制度の本質論に切り込んだ内容になっております。顧問先へのセールス方法に悩んでいる先生方は必見です!

ゼイカイオンラインショップからご注文いただけます。
サンプルムービーもご覧ください!
http://www.zeikai.net/tool/view/307

■金融税理士アドバイザー講座

H30年度のスケジュールをサイトにアップしております。

「基礎編」

14期 H30年11月2日、3日(既に2名の申し込みです)

「実践編」は2名以上募集があれば、随時開催します。

12月までスケジュールを組んでおります。
詳細は、下記のアドバイザー講座HPをご覧ください。

http://finance-zeirishi-adviser.com/

■「経営サポート倶楽部」の会員募集!

H30年4月より「経営サポート倶楽部」がスタートしています!
会計事務所同志の横の繋がり、及び財務・銀行融資・資金繰りのスキルアップを目的とした「経営サポート倶楽部」を発足しました!

年会費60,000円(税別)、年4回のセミナー及び年4回のレポートをサービスします。
(アドバイザー講座受講者は 年間50,000円(税別))

銀行融資以外のテーマについても、多彩な講師陣をお招きしたと企画しています。

次回は来年1月10日に「事業承継税制の落とし穴」をテーマにセミナーを予定。
詳細は、金融税理士アドバイザー講座のサイトをご覧ください。
http://finance-zeirishi-adviser.com/news/schedule_s_h30.html


徳永 貴則
(株)スペースワン 代表取締役 金融税理士アドバイザー講座主催
写真_s
大和銀行(現りそな銀行)にて、都内を中心に主に法人融資の新規開拓業務を行う。その後、本店融資部・審査部門を歴任。2,000社以上の融資に携わる。これらの経験を活かし㈱スペースワンを創設。銀行融資のコンサルをはじめ、事業再生や経営改善のアドバイスも行っている。
また、金融税理士アドバイザーの専任講師としても活躍中。

好評発売中!徳永 貴則 DVDシリーズ「実例公開!! 「財務と融資」で顧問料をアップさせる秘訣」他!
http://www.zeikai.net/tool/index/3

(株)スペースワン
http://financial-advise.net/
金融税理士アドバイザー講座
http://finance-zeirishi-adviser.com/
ゼイカイネットへ
http://www.zeikai.net/

VOL.41 事業再生のヒントは「現場」にある

先日、TV東京にて「ラストチャンス 再生請負人」のタイトルで連続ドラマが放送されていました。
元銀行員が飲食店FC運営会社の社長に就任することになり、苦難の連続から会社をどん底から救っていくストーリーです。

今回は、そのドラマの感想みたいな感じになりますが、そのなかで、私が感じた事業再生へのヒントはどこにあるかについて、お話をさせて頂きます。
(ドラマなので誇張されている部分はあるかもしれませんが)

▽経営者は「現場」に出てナンボ

新社長に就任した主人公(仲村トオル)は銀行員のキャリアはかなりあるものの、飲食店については素人です。
まず、彼が行ったのは、FC展開しているブランドのお店を細かく回り、お客さんとして実際に食べて自分がどう感じるか、そして店長や従業員の声を拾うことを始めたのです。
机上の店舗ごとの売上や利益の分析はもちろん大事なことですが、なぜ不振になっているのかは、「現場」を見なければ分かりません。

内装が古くなっているのに、なぜ改装しないのか?
メニュー単価はなぜ高いままなのか?
客層が固定化されているのはなぜか?

などなど、現場を回っていると様々な疑問に直面してきます。そして従業員は「こうしたい」のに本部が取り合ってくれないなど、現場と本部の考え方が食い違っている状況が分かりだしたのです。
やはり、何事においても「現場」は大事です。そしてお客さんを見て感じて、何を求めているのかを掴むことこそ経営者の仕事だと思います。
経営者が、机に座ったままパソコンと向き合ってばかりいる会社は上手くいきません!

▽社員に「夢」や希望を与えるのが経営者の使命

いくら経営者が孤軍奮闘していても、その下で働く社員に活気がなければ、会社全体が再生の道を歩むことはできません。
特に、「再生期」においては、ヒト、モノ、カネの資源に限度もあることから、現場には不自由な思いをさせることも多いかと思います。
そういう時こそ、社員が何をしたいのか? どうなっていきたいのか? それぞれの「夢」や「希望」を聞いてあげることが大切になると思います。

何を格好つけたことを言って・・と言われるかもしれませんが、私も300社以上の会社を見てきて、従業員のモチベーションが再生の肝になると感じています。
今は辛くても、これを乗り越えたら、「こんな会社にしたい」「こんな会社に勤めたい」と希望のある会社にしていくことこそ、経営者の使命と言えます。
そのためにも、「現場」「社員とのコミュニケーション」は特に「再生期」の会社には必要な要素であることを改めてドラマを見て、皆さんにお伝えしておきたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「早期経営改善計画」DVD第2弾 をリリースしました!

『認定支援機関継続で新たな収益源を確保  税理士のための「早期経営改善計画」マニュアル』

○業務内容の本質とは何か?
○実は、銀行が一番求めている「事業性評価」に直結する「肝になる」業務なのをご存知ですか?
○顧問先へセールスするには何をキラーワードにしたらよいのか?

について制度の本質論に切り込んだ内容になっております。顧問先へのセールス方法に悩んでいる先生方は必見です!

ゼイカイオンラインショップからご注文いただけます。
サンプルムービーもご覧ください!
http://www.zeikai.net/tool/view/307

■金融税理士アドバイザー講座

H30年度のスケジュールをサイトにアップしております。

「基礎編」

14期 H30年11月2日、3日(既に2名の申し込みです)

「実践編」は2名以上募集があれば、随時開催します。

12月までスケジュールを組んでおります。
詳細は、下記のアドバイザー講座HPをご覧ください。

http://finance-zeirishi-adviser.com/

■「経営サポート倶楽部」の会員募集!

H30年4月より「経営サポート倶楽部」がスタートしています!
会計事務所同志の横の繋がり、及び財務・銀行融資・資金繰りのスキルアップを目的とした「経営サポート倶楽部」を発足しました!

年会費60,000円(税別)、年4回のセミナー及び年4回のレポートをサービスします。
(アドバイザー講座受講者は 年間50,000円(税別))

銀行融資以外のテーマについても、多彩な講師陣をお招きしたと企画しています。

次回は来年1月10日に「事業承継税制の落とし穴」をテーマにセミナーを予定。
詳細は、金融税理士アドバイザー講座のサイトをご覧ください。
http://finance-zeirishi-adviser.com/news/schedule_s_h30.html


徳永 貴則
(株)スペースワン 代表取締役 金融税理士アドバイザー講座主催
写真_s
大和銀行(現りそな銀行)にて、都内を中心に主に法人融資の新規開拓業務を行う。その後、本店融資部・審査部門を歴任。2,000社以上の融資に携わる。これらの経験を活かし㈱スペースワンを創設。銀行融資のコンサルをはじめ、事業再生や経営改善のアドバイスも行っている。
また、金融税理士アドバイザーの専任講師としても活躍中。

好評発売中!徳永 貴則 DVDシリーズ「実例公開!! 「財務と融資」で顧問料をアップさせる秘訣」他!
http://www.zeikai.net/tool/index/3

(株)スペースワン
http://financial-advise.net/
金融税理士アドバイザー講座
http://finance-zeirishi-adviser.com/
ゼイカイネットへ
http://www.zeikai.net/

VOL.40 リスケジュール中の企業に全額肩代わりの提案が来た

先日、リスケジュール(以下リスケ)中のクライアントに対し取引銀行の「某地銀」が融資取引を正常化させ、全ての借入金を肩代わりしたいとのオファーがありました。

リスケ中の企業にとってみれば、非常に有難い話ではあります。
しかし、気を付けるべきポイントがいくつかあり、きちんと冷静な自己分析ができていないと、後で後悔することにもなりかねません。

今回は、リスケを卒業するために考えるべきポイントについてお話をさせて頂きます。

▽リスケを卒業するとは「新たに借入ができること」

このクライアントは、3年連続の営業利益が赤字の会社ではありましたが、ようやく企業努力が実を結び、今期はいよいよ黒字化の目途が見えてきました。

そういう状況下での正常化かつ全額肩代わりのお話だったのです。

「リスケを卒業する」とは色んな定義があるとは思いますが、私としては、
「新たなに借入が出来るようになり、今後も円滑な銀行取引ができるようになること」です。

そのためには、リスケの対象となっている借入金をたとえば10年(10年でないといけないわけではありません)で完済できるような返済を行っていくことが条件となってきます。

▽借入金全てに返済をつける必要はない

以前からお話している内容ではありますが、事業を行う上での「正常な運転資金」の部分については、返済をつける必要はありません。
(運転資金の算出式は省略します)

たとえば、総借入金が500百万円あり、その中で「正常な運転資金」が100百万円あったとします。
その場合、キャッシュフローで返済すべき借入金は500百万円-100百万円=400百万円になります。

この「正常な運転資金」の考え方は、きちんとこちらから話をすれば、銀行は聞いてくれます。
返済すべき400百万円をたとえば10年で返済する場合、毎年40百万円のキャッシュフローが生み出せるのかどうかがまずは考えるべきポイントになります。

▽キャッシュフローで返済が難しい場合は、リファイナンスをしてくれるのかどうかを確認する

さきほどの例で黒字経営は続けていけても、CFは年間返済額に届かない場合はどうしたらよいでしょうか?

①毎年の返済額      40百万円
②年間CF         10百万円
③CF不足(②-①)   ▲30百万円

このままだと毎年30百万円の手元預金が減っていくことになります。

本来は利益で返済すべきでありますが、この場合は、肩代わりしてもらった銀行に、毎年30百万円で10年返済の融資をお願いすることで返済が継続できることになります。

追加で融資してもらった分で返済額が増えることになりますが、年間CFが黒字化できていれば、理論的には返済が継続できることになります。

つまり、全額返済を正常化させる場合には、今後のCFはどうなるかの予測のもと、「追加融資」の話を正常化させる前に、銀行ときちんと話をしておく必要があります。

今回は簡単な説明になってしまいましたが、「リスケの卒業」については、いろんな銀行融資の知識をフル回転させなければならないので、きちんと専門家の意見を聞いた上で、ご判断してもらえればと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■「早期経営改善計画」DVD第2弾 をリリースしました!

『認定支援機関継続で新たな収益源を確保  税理士のための「早期経営改善計画」マニュアル』

○業務内容の本質とは何か?
○実は、銀行が一番求めている「事業性評価」に直結する「肝になる」業務なのをご存知ですか?
○顧問先へセールスするには何をキラーワードにしたらよいのか?

について制度の本質論に切り込んだ内容になっております。顧問先へのセールス方法に悩んでいる先生方は必見です!

ゼイカイオンラインショップからご注文いただけます。
サンプルムービーもご覧ください!
http://www.zeikai.net/tool/view/307

■金融税理士アドバイザー講座

H30年度のスケジュールをサイトにアップしております。

「基礎編」

14期 H30年11月2日、3日(既に2名の申し込みです)

「実践編」は2名以上募集があれば、随時開催します。

12月までスケジュールを組んでおります。
詳細は、下記のアドバイザー講座HPをご覧ください。

http://finance-zeirishi-adviser.com/

■「経営サポート倶楽部」の会員募集!

H30年4月より「経営サポート倶楽部」がスタートしています!
会計事務所同志の横の繋がり、及び財務・銀行融資・資金繰りのスキルアップを目的とした「経営サポート倶楽部」を発足しました!

年会費60,000円(税別)、年4回のセミナー及び年4回のレポートをサービスします。
(アドバイザー講座受講者は 年間50,000円(税別))

銀行融資以外のテーマについても、多彩な講師陣をお招きしたと企画しています。

次回は来年1月10日に「事業承継税制の落とし穴」をテーマにセミナーを予定。
詳細は、金融税理士アドバイザー講座のサイトをご覧ください。
http://finance-zeirishi-adviser.com/news/schedule_s_h30.html


徳永 貴則
(株)スペースワン 代表取締役 金融税理士アドバイザー講座主催
写真_s
大和銀行(現りそな銀行)にて、都内を中心に主に法人融資の新規開拓業務を行う。その後、本店融資部・審査部門を歴任。2,000社以上の融資に携わる。これらの経験を活かし㈱スペースワンを創設。銀行融資のコンサルをはじめ、事業再生や経営改善のアドバイスも行っている。
また、金融税理士アドバイザーの専任講師としても活躍中。

好評発売中!徳永 貴則 DVDシリーズ「実例公開!! 「財務と融資」で顧問料をアップさせる秘訣」他!
http://www.zeikai.net/tool/index/3

(株)スペースワン
http://financial-advise.net/
金融税理士アドバイザー講座
http://finance-zeirishi-adviser.com/
ゼイカイネットへ
http://www.zeikai.net/

VOL.39 リスケ中の返済額はキャッシュフローのどのくらい充てるべきか

リスケジュール(以下リスケ)を始めると、返済額をどのくらいに設定したらよいのか? との疑問が出てきます。
いろんな銀行が銀行の思うままの主張をしてくるので、「何をどうしたらよいかわからない」と悩んでしまう経営者も多いのです。

今回は、リスケ中の返済額の考え方についてお話をさせて頂きます。

▽返済額の設定に決まったルールはない

銀行の返済額の考え方はキャッシュフローから導き出されます。
「キャッシュフロー」=「税引き後当期利益」+「減価償却費」と考えるのが一般的です。
(リスケを実施している企業は「債務超過」で「繰越欠損金」がある会社がほとんどだと思いますので、税金については「均等割り」の負担しかない企業が多いはずです)

この「キャッシュフロー」の〇%を返済に充当するかが、見解の分かれるところです。
銀行によっても決まりはなく、あくまで企業の実態に応じて〇%を決めて行っているのが実情です。
となると、その担当者の考え方によって見解が様々になります。

〇キャッシュフローの「全て」を返済に充ててください
〇キャッシュフローの「70%」を返済に充ててください
〇キャッシュローの「50%」を返済に充ててください。

などなど、企業の資金繰りや手元預金の状況などによっても、言ってくることはバラバラです。
ただし、「どれが正解で」「どれが不正解」というわけではないのです。

そうした場合、企業側として「一定のルール」を自ら設定することが大切にな
ってきます。

▽リスケ中は「手元預金の向上」が最優先

一度リスケをしてしまうと原則として新たな借入が出来なくなります。
(原則と書いてあるのは借り入れできるチャンスはあるためです)
そうすると、老朽化した設備の更新や、人員を増やすための人件費、仕入れ拡大のための仕入資金の手当ては自己資金で行わなければなりません。

そのため、せっかく頑張って稼いだ資金を全て返済に充ててしまっては、何のために経営しているのか分からなくなります。
当然のことながら、借入金は返さなければなりませんが、返すスピードや方法を間違えてしまうと事業がストップしてしまう恐れがあるのです。

そのためには、手元資金をまず、
➀「月商の1か月分」を貯めるまでは返済を「ゼロ」にする
➁「月商の3ヶ月分」を貯めるまでは返済をキャッシュフローの50%にする
※この数字は企業の実情によって変わってきます。
などの一定のルールを自ら作ることが大切です。

返済額を銀行が納得する額に合わせるのではなく、こちらからルールを作ることで、銀行との交渉を「受け身」ではなく「能動的」に進めることが大切なのです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「早期経営改善計画」業務セミナーを開催します。

認定支援機関の「更新制」が決定した今、支援業務の実績が問われます。
「早期経営改善計画」の業務の進め方、顧問先への誘導方法について、セミナーを行います。

これまでの実務経験から
・顧問先へのセールストーク
・どこに力を入れていくのか
・会計事務所からよくある質問について
についても新しい情報を追加してお話させて頂きます。

日時 8月29日  14時~15時半(場所は神田になります)
主催 株式会社エッサム様
主題 会計事務所の新たな収益の柱となる「早期改善計画策定支援」とは?

お申し込みは「株式会社エッサムHP」「会計事務所の広場」より

※6月に実施したセミナーと同じ内容になります。
好評のため、第2弾となります。

■「早期経営改善計画」「事業性評価業務」のふたつが学べるWEB研修
商品の収録が終わりました!
ビズアップ総研様とタイアップにてWEB研修システムのコンテンツとし

①「早期経営改善計画」策定業務解説
② 顧問先に使える「事業性評価」実例解説
のふたつを企画しております。(4時間の大作です)
編集作業が終わり次第、皆様にはお伝えします。

■金融税理士アドバイザー講座
H30年度のスケジュールをサイトにアップしております。
「基礎編」
13期 H30年9月7日、8日
「実践編」は2名以上募集があれば、随時開催します。

12月までスケジュールを組んでおります。
詳細は、下記のアドバイザー講座HPをご覧ください。
http://finance-zeirishi-adviser.com/

■「経営サポート倶楽部」の会員募集!

いよいよH30年4月より「経営サポート倶楽部」がスタートしました!
会計事務所同志の横の繋がり、及び財務・銀行融資・資金繰りのスキルアップを目的とした「経営サポート倶楽部」を発足しました!

年会費制、年間60,000円(税別)。年4回のセミナー及び年4回のレポートをサービスします。
(アドバイザー講座受講者は 年間50,000円(税別))

銀行融資以外のテーマについても、多彩な講師陣をお招きします。

次回は10月11日に「税務の法的リスク」をテーマにセミナーを予定しています。
詳細は、金融税理士アドバイザー講座のサイトをご覧ください。
http://finance-zeirishi-adviser.com/


徳永 貴則
(株)スペースワン 代表取締役 金融税理士アドバイザー講座主催
写真_s
大和銀行(現りそな銀行)にて、都内を中心に主に法人融資の新規開拓業務を行う。その後、本店融資部・審査部門を歴任。2,000社以上の融資に携わる。これらの経験を活かし㈱スペースワンを創設。銀行融資のコンサルをはじめ、事業再生や経営改善のアドバイスも行っている。
また、金融税理士アドバイザーの専任講師としても活躍中。

好評発売中!徳永 貴則 DVDシリーズ「実例公開!! 「財務と融資」で顧問料をアップさせる秘訣」他!
http://www.zeikai.net/tool/index/3

(株)スペースワン
http://financial-advise.net/
金融税理士アドバイザー講座
http://finance-zeirishi-adviser.com/
ゼイカイネットへ
http://www.zeikai.net/